2016年3月27日日曜日

赤旗対談(下) 死の不安抱え暮らす 下平さん(被爆語り部)  体験受け継ぎ頑張る いせだ参院比例予定候補





下平作江さん 戦後も飢えや貧しさに苦しみました。一度は、落ちていた白いご飯を拾うと臭いがして腐っている。食べようと半分に割ったら糸を引くんです。それでも水で洗って食べるような毎日が長く続きました。

 妹は、そんな貧しさや病気、差別に耐えられず、被爆10年後のある日、列車に飛び込み自ら命を絶ってしまいました。

いせだ良子参院比例候補 核兵器がどんなに罪深いものかと痛感します。生死だけではなく一人ひとりのその後の人生も奪ってしまう。でも人間の手でつくったものなら、人間の手でなくしていけるはず。そのためにも、みなさんの体験を正確にどう子どもたちに伝えていくかが大切だと思いました。

下平さん 全くゼロの人に伝えていかないと戦争でまた同じ繰り返しが起こってしまうかもしれないと不安です。

いせだ予定候補 いま国は、子育て中の母親の中にも保育園に子どもを預けられる人と、預けられない人がいる状態を放置するなど、社会に格差や分断を持ち込んでいます。原爆症問題でも、爆心地からの距離で多くの人を被爆者と認めす、分断していますね。

下平さん
 思えば、私たち被爆者は、原爆症に苦しみながら被爆後10年以上、国から何の援護も受けられなかったのです。

  当時、私も援護法制定を求めて国会要請に行きましたが、親身になって話を聞き、力になってくれたのは日本共産党でした。放射能の影響で苦しんでいる人たち は、体を何度も何度も手術して、きょう死ぬんじゃないか、あすは生きられるだろうかと不安を抱えながら生活しているんです。平等に医療を受けられるように してもらわないと。

いせだ予定候補 唯一の被爆国の日本で、下平さんのように被爆者の方が高齢をおして、いまも反核反戦を訴えられている。そのようなときに戦争法を国会で通すような安倍政権は許せないと改めて思いました。

下平さん 安倍総理の話を聞くと、本当にまた戦争しようと思っているんじゃないだろうかと心配になります。いかなる理由があろうと絶対にしてはいけない。たった一発の核兵器で何十万という命が奪われる。こういうことは私たちだけでもう十分です。

いせだ予定候補 今日うかがった話をしっかり受け止め、核廃絶、戦争法を廃止するために頑張ります。(しんぶん赤旗 3月27日)